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林業は循環産業といわれます。私たち高橋林業は八戸市南郷で昭和23年に創業し70年余り。長らく木を伐採し活用につなげる素材生産の事業を行ってきましたが、平成24年からは植林、森林管理、伐採そしてまた植林というサイクルを一貫して担うようになりました。
伐採した木材を馬で運搬する「馬搬」を始めた祖父、機械化を推し進め、本州で初めて高性能林業機械・ハーベスタを導入した父。そして山を遊び場として育ち、21歳から20年以上現場を経験してきた私。長年にわたって地域の山を知る会社だからこそ、最適な森林管理ができると自負しております。おかげさまで、大切な財産である山を託してくださる山主様も増えています。
木は人間よりもゆっくりと成長し、半世紀でやっと伐採の適期を迎えます。私たちは素材生産(伐採)の収穫期ととらえていますが、今日植えた木を収穫できるのは、子・孫の世代かもしれません。ですから50年後、100年後を見据えて、伐採から次の世代に手渡す森林づくりが私たちの仕事であり、そのためには社員が働きやすい環境を整えて知識と技術を継承していくのが会社としての使命と考えます。
また、沖縄の言葉では漁師などの海に関わる人を”海人(うみんちゅ)”と呼ぶそうですが、ならば私たち林業者はさしづめ“山人(やまんちゅ)”。八戸は東北有数の漁港を抱える港町です。山の土壌の栄養が水に溶け込み、川を通じて海へ出て、その海の恵みが地域の暮らしを支えています。水と物質の循環の中で私たち山人が自然への敬愛を持って働くことで、地域を支える一助になれればと思います。
だから、海人、山人、愛want you! ともに働く山人仲間もお待ちしています。
今後とも、当社事業へのご理解とご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。
昭和23(1948)年 高橋繁治が林産業を創業。屋号は「大丸」当時のメンバーは親戚数人だった。創業者の繁治は寝る間も惜しんで作業に没頭した。「寝ている所を見たことがない」と言われたエピソードも。一度主伐が始まると、山に寝泊まりし日中は伐採、夜には月夜の明かりで木の皮むきをしていた事もありました。
平成4(1992)年 南郷村市野沢に社屋を新築。社屋のフローリングは自分達で伐採した200年生の赤松を使用したこだわりが。
平成7(1995)年 県内初となるハーベスタを導入。あわせて木材運搬用をトラック導入し、機械化を推進。平成9(1997)年 株式会社となる。高橋政吉が代表取締役に就任。
平成19(2007)年 青森県田子町の国有林にて推定樹齢200年の栃の大木を購入。
平成30(2018)年 高橋政吉逝去。高橋広志が代表取締役に就任。
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平成19年2月22日 賞状 平成18年年度林業労働力確保 育成優良事業体選定表彰
平成19年11月21日 感謝状 国産材利用推進功労者